40代手前での転職活動、感じた4つの葛藤

キャリア、転職

こんにちは。おすんです。

前回の自己紹介でお伝えしたんですが、現在転職活動中です。(現職には在籍しながら進めています)

が、、、現在絶賛いろんな葛藤と戦闘中でして・・・

前職では求人広告の営業をやっていましたし、現職では採用と育成の責任者を務めていて面接もまあまあな件数実施してきたので、「転職活動?進め方イメージできてるし、まあ次の職もすぐ決まるだろ」とタカを括っていた当時の自分を四季報で引っ叩きたい気分です。

今日は、そんな自分が感じた40代手前の転職活動で直面した4つの葛藤について語っていきたいです。

1.今の給与水準を維持できるか? 〜自身の市場価値に対する不安〜

「よく『転職で年収⚫︎%アップ!』などの広告や、SNSなどで情報が流れてくるけど、実際そんなに上手くいかないのでは?」

この懸念がずっとあります。現在の給与水準を維持できるのか、むしろ下がるリスクがあるのではないか。今の給与は単純にスキル(できること)だけでなく、15年間積み上げてきた実績と信頼(人間関係含む)も上乗せしてもらっている部分もあるのでは?ということを鑑みると、正直なところ、「年収維持もしくはアップするような転職先の選択肢は自分にはないのではないか」と思ってしまう瞬間もありました。年齢や現職の給与によって「未経験領域」という選択肢が制限されるような感覚は、特に40代前後で顕著になるのではないでしょうか。まあ、年収を下げるという妥協すればある程度の選択肢はあると思うんですけどね。

別の視点で、エッグフォワード社の徳谷社長が著書「キャリアづくりの教科書」やPIVOTの「キャリア3.0時代の市場価値の高め方(4分24秒くらいのところにこのテーマの解説があります)」の中で「今の時代はPL型キャリア(短期視点。報酬など短期で得られるものなどに目を向ける考え方)でなくBS型キャリア(短期でなく中長期でキャリアの資産を増やす考え方)だ」という話をしていて、たしかになぁ・・・と思ったり。

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僕は徳谷社長のこの考えには概ね賛同しているんですが、このBS型キャリアは中長期的に自身が何を実現したいのか?を明確にしてこそ信じてその道を歩めるのであって、あくまで年収が下がる転職の言い訳になってはいけないな、と自分の中では整理しています。

2.家族への負担増や生活バランスが崩れることはないか? ~家族・生活への影響に対する不安~

「1」の収入面の懸念と多少重複するのですが、家族がいる方は転職は自分一人の問題ではありません。僕も、転職が家族と自分の生活環境にどんな影響を与えるのかを考え、悶々としていました。といっても、勤務地の条件を今の住まいから通える範囲にすれば転勤はないですし、僕の場合は現職の労働時間が長すぎるので転職することで労働時間の改善は見込める=家族との時間は増やせる、というのは安心材料でした。書いていて整理できてきたんですが、この項目での一番の懸念はやっぱり給与が下がった場合の生活水準の変化ですかね。妻に負担かけちゃうかも、と思うとどうしたもんかな、と・・・

3.本当に辞めるべきか?これまでとこれからのキャリアにどのように意味を持たせるのか? 〜決断そのものやキャリア一貫性に対する不安〜

この記事を書いているのは2024年12月28日ですが、実は今年の4月までは転職する気は1mmもなかったんですよ。今年の5月に母が急逝しまして、「死ぬときに後悔しない人生を送ろう」と考えるようになったのが転職を考えるに至った背景というかきっかけです。なので現職にめちゃくちゃ大きな不満があるかというとそうでもない(ないこともないですが)。

15年間務めた会社を辞めるのはなぜか?なぜ今なのか?など、面接官が100人いれば150回くらい聞かれそうなこの問い、けっこうしっかり考えました。また、「このスキルは今の会社だから活かせたのではないか」「なんやかんや今の職場に慣れていて楽な部分もあるし」と思うと、退職する決断をしたくせに「本当にいいのかな」なんて迷いも出たり。

このあたりはまた時間を見つけてブログでももう少ししっかり書きたいなと思っています。

4新しい職場でやっていけるのか? 〜新たな環境での適応(仕事での成果創出や文化、人に馴染む)と関係構築に対する不安

現職には良くも悪くも15年間在籍していたので・・・新たな環境では仕事内容と同等もしくはそれ以上に、ゼロから関係をつくらないといけない、というのは自分が想像していた以上にめんどk・・いえ、心理的負担が大きいんだな、と客観的に振り返っていて感じました。

また、今のところキャリアの方向性は概ね2つに絞っているのですが(上記「1」で書いたようにいまだに悩みつつ、です)、いずれも業界あるいは職種で未経験領域のある転職になりそうです。そのため、「本当に自分は適応し成果を出せるのか?」という不安もあります。併せて、「成果を出したものの、正当に評価されなかったら(あるいは自分が考えていたものと違う項目で評価されてしまったら)どうする?」という不安もよぎりました。

といっても、特に評価については事前に目一杯調べたとしても、最終的には入ってみないとわからない領域も大いにあるため、聞けることは聞きつつ準備した上で、後はしっかり乗り切ろうと考えています。

ちなみに、新たな組織に馴染む(適応する)までのプロセスを組織再社会化と呼び、大事な4要素があります(この支援ができている企業は意外と少ないです)。いろんな組織の人材育成支援をしている中で、このワードはたくさん出てくるので詳細については次回書きます。

以上です。

もしかしたら書き忘れてしまっている項目もあるかもしれませんが、僕は40代手前で転職活動を進めている中で、このような葛藤に直面しました。しかし、こうした葛藤は「自分にとって何が大切か」を考えるきっかけにもなりました。この4つのポイントを整理することで、みなさん自身の不安や迷いを少しでもクリアにできるかもしれません。

この記事が、みなさんの転職活動やキャリアを考える上で少しでも役立つことを願っています。

それでは、また次の投稿で。

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